外反母趾の歩行への影響

文責:院長 柔道整復師 城田 佳昌

最終更新日:2024年09月27日

1 外反母趾の原因

⑴ 生まれつき、もしくは足に合わない靴を履いていることが原因

 外反母趾になってしまう原因は、生まれつきの足の変形もありますが、後天的なものだと足に合わない靴を履いていることだとされています。

 足に合わない靴は、本来のその人の足の形に沿っていない靴です。

 サイズが小さい靴、パンプスのような足先が細くて狭い靴、ヒールの高い靴、サイズが大きい靴、幅が広い靴など様々なものが当てはまります。

 そのような靴を履くことで、歩行時のバランスが悪くなったり足指を使った歩行ができなくなったりしてしまい、外反母趾になってしまうのです。

 

⑵ 足先を圧迫されると外反母趾になる

 サイズの小さい靴や足先が細くて狭い靴などは、足先が圧迫されるため、外反母趾を引き起こすイメージはつきやすいかと思います。

 一方、サイズの大きい靴や幅が広い靴と外反母趾は結びつきにくいかもしれませんが、靴が脱げないように足の指を使って押さえたり、靴の中で足が前の方へずれていき足の指が圧迫されたりすることで、外反母趾となる可能性があります。

 以上から、外反母趾になりやすいのは、生まれつき足が変形している人、足に合わない靴を履いている人などであるといえます。

 

⑶ 歩き方の癖も外反母趾の原因になることが

 その他にも、歩き方のくせが原因になっていることもあります。

 歩幅が極端に狭かったり、足をあまり上げなかったりするような足の筋肉を使えていないような歩き方をすると、指の筋肉が弱まり、外反母趾になる危険性があります。

2 歩き方への影響

 外反母趾になると、靴を履くことで足の親指の付け根に赤みや痛みがみられる他、足が疲れやすくなってタコができるため、歩くこと自体がつらくなります。

 さらに、身体全体のバランスが悪くなるため、足の指が浮いてしまったり、歩く際に地面を押して後方へ蹴り出す動作がしっかりできなくなったりするなど、歩行バランスの崩れやスピードの低下がみられます。

 立ち方にも影響があり、立っているときの重心がかかとの方へかかるため、後ろへ倒れる危険性が高くなってしまいます。

3 接骨院での改善方法

⑴ 一般的な施術

 接骨院でも、外反母趾の改善を目指すことができます。

 テーピングによって、足の親指を正しい位置に固定したり、足にかかる負担を軽減させたりするのが一般的です。

 また、痛みが出ている場合は、電気の施術機器を使って痛みを抑えます。

 自宅でできるセルフケアやストレッチを教えてもらえることもあります。

 

⑵ 当院での施術

 外反母趾になるのは、足に合わない靴を履いているだけでなく、歩き方が原因である場合もあります。

 そのため、当院では、根本的に改善させるためにも、普段履いている靴など足のことについてお伺いするだけでなく、場合により歩き方なども問題がないかお調べします。

 また、当院は、鍼灸も取り扱っていますので、痛みを抑えるためのアプローチ方法を豊富にご用意しています。

 痛みを抑える施術と歩き方を改善させるための施術を組み合わせて、外反母趾の根本改善を目指しますので、桑名の周辺で外反母趾にお悩みの方は当院までご相談ください。

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