太ももやふくらはぎの肉離れの原因

文責:院長 柔道整復師 城田 佳昌

最終更新日:2024年03月04日

1 急激な筋肉への負荷が原因

⑴ 筋肉が負荷に耐えられないと肉離れになることがある

 肉離れは、急なダッシュ・ジャンプといった、急激に筋肉への負荷がかかるような動作に対して、筋肉が対応することができない場合に起こります。

 かかった負荷に筋肉が耐えられなくなった時に、筋肉の一部が切れたり裂けたりしてしまうのです。

 上記のような急な動作だけでなく、日常の何気ない動作でも肉離れになることがあります。

 肉離れになると、筋肉が腫れたり内出血が起きたりし、激しい痛みを生じます。

 成長期の子どもの場合は、骨折を起こすこともあります。

 

⑵ 元々の筋肉の柔軟性が関係していることも

 そもそも、急激な負荷へ筋肉が耐えられなくなるのは、運動不足や疲労によって筋肉が凝り固まっている状態となっていることが関係している場合もあります。

 このように柔軟性が低下している状態だと、筋肉が損傷しやすくなるため、肉離れになりやすいといわれているのです。

 他にも、運動前のストレッチが不十分であったり、運動前に飲酒していたりすること等が肉離れとなりやすい状態の原因である場合もあります。

2 応急処置を行い接骨院へ

 肉離れを起こした場合は、すぐに応急処置を行うことが大切です。

 痛みが出ている場所を冷やした上で、手のひらやゴムバンド等で完全に血流を止めない程度に圧迫します。

 このような応急処置をしたら、できるだけ早めに接骨院へご相談ください。

 接骨院での肉離れの施術は、たいていの場合、健康保険の適用範囲内となります。

 保険が適用されるか不安な場合は、事前に通院を考えている接骨院へ確認していただくのがよいかと思います。

3 接骨院での肉離れに対する施術

 肉離れを起こした直後であれば、応急処置と同様、冷やす・固定する・圧迫することが中心になります。

 痛みが引いてきたら、筋肉を回復させたりさらに痛みを緩和させたりするために、微弱な電気や鍼灸を用いた施術などを行います。

 また、院にもよりますが、凝り固まってしまった筋肉の柔軟性を高めるために、自宅でも行うことができるストレッチを教えてもらえることもあります。

 当院でも、電気や鍼灸を用いた施術を行っています。

 これらの施術は、お身体に心地よい刺激を与える優しい施術であり、痛すぎたり熱すぎたりするということはありませんので、安心して施術を受けていただけるかと思います。

 万が一、施術中に気になることがあれば、すぐにお申し付けください。

 当院への通院をお考えの方で、肉離れについて分からないことがあり、事前に確認しておきたいという方は、お気軽にお問い合わせいただければと思います。

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